育て育てコラム by Nobuko Yamamoto

やり抜くチカラ (6歳・男の子)

2017.2.11 カテゴリ:子育て

仕事仲間の友人の息子さんが30年近く前に通っていた「創作教室」で
「自分が乗れるもの」というテーマで制作した卒業課題作品の「カバ」!

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使っているのは「新聞紙」と「ノリ」「紐」のみ・・・
新聞紙を固く固く丸めて貼り付けて、を何度も何度も繰り返し
形にしていった渾身の作品。

触らせてもらうと、本当に頑丈で30年近く経った今もなお、私でも座れます。
友人曰く「他のものはほとんど残っていないけど、これだけは何故か捨てられず・・・」と。

大人でもめげてしまいそうな作業を、6歳の子どもが
小さな手で何度も失敗しながら最後までやりとげた・・・
と思うと親として捨てられない気持ちがよ~くわかります!(^^)!

最近では工作も材料が全て揃ったキットをよく見かけます。
それはそれで、「説明や設計図を理解する力」や「順番通りに進めていく力」などが
鍛えられていくと思います。

ただ、何もないところから先を想像して
自分が作りたいものをイメージしながえら形にしていく作業は
「めげない心」や「あきらめない心」「集中力」「想像力」など
子どもの五感をフル稼働させて、失敗しても工夫しながらやり遂げ
達成感を味わえるいい機会だと思います。

たまには、敢えてこんな機会を作ってあげるのもいいですね。

子どもが小さい場合は、最初はなかなか最後まで取り組めないこともあるかもしれません。
そんな時は、大人が少し助けてあげながら、子どもの「やる気」「頑張る力」に
火を点けてあげることも必要かもしれませんね。

「めげない心、折れない心」を育てる一歩はこんなところにもあります。

でも・・・「楽しい」「やりたい」と思う気持ちが一番大切!
無理強いは逆効果です(*^-^*)

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